関西在住の教え子、AO入試一次試験合格。

彼に関する記事は以下のように書いてきました。



僕は彼と会ったことがありません。

彼も僕と会ったことがないのです。


なぜなら、僕は彼に「電話で」授業を行ってきたからです。


僕らの始まりは、「Twitter」でした。


彼は僕が家庭教師として独立して、初めて本格的に「電話のみ」で授業を行った生徒でした。


初めて彼から連絡がきた日を未だに覚えています。


彼は関西の高校生でした。
彼からTwitterのダイレクトメッセージが来たその日から、僕らはすぐにAO対策を始めました。


それからの二ヶ月、僕らは共に闘ってきました。


彼の学校の先生のAO対策の責任者の方は、彼がAO試験を受けることに反対で、全く協力的ではありませんでした。


彼にとって、僕が最後の頼みの綱のようでした。


それから僕らの怒涛の日々が始まります。


「なんのために大学にいくのか」


まずはその話から始めました。


彼に「AOノート」を用意させ、これからはそこに全ての情報を書き込むようにと言いました。


そして、次の授業までに、「なぜその大学か、なぜその学部か、なぜその学科か」とテーマを出し、それぞれのことについてそのノートに自分なりの回答を書いてくるように言いました。


その次の授業が来て、僕はとても驚きました。


彼はそのノートに、僕が予想していた以上に、びっしりと彼のそれぞれの回答が書かれていました。


「この子は受かる」


そう直感で思いました。


「こんなに素直で、頑張り屋で、書いてある回答も鋭くて素晴らしい。なのに学校の先生方はこの子のAO対策の面倒を見てあげないのか。勿体無い。この子の才能が潰れてしまう。よし。僕が絶対にこの子を受からせてやる。」僕は思いました。



関西と東京では、あまりにも距離が離れすぎて対面形式の授業は不可能です。


そのため、僕は電話での授業を開始しました。


僕は「電話で授業をする」という形式だからこそできる柔軟性を逆手に取り、爆発的に彼を伸ばしていきました。


台風で学校が休校になった日も、早朝に彼が学校に行く前のちょっとした時間も、学校が終わって家に遅く帰って来た日も、僕は彼という人間に合わせ、課題を出し、時にはオススメの本も勧め、彼の日々のコンディションに合わせながら、一回一回の授業を完全燃焼しました。


彼は会ったこともない僕の話を真剣に聞き、僕について来てくれました。


彼の必死な姿は、彼を取り囲む人々にも刺激を与えました。


彼がAO試験を受けることに反対していた先生も、「あの子がこの短期間でめちゃくちゃ伸びてるぞ」と職員室でおっしゃっていたと言います。最終的には、学校中の先生方が彼の文章の添削に協力して下さいました。


そして、今日、彼は一次試験に受かったのです。


そう。本当に「電話」だけなんです。


僕は彼に対しての約束を守り、僕自身の「自分がこれまで担当してきた「志望動機」で落ちた人がいない」という誇りを守りました。



これが、結果です。



0コメント

  • 1000 / 1000