僕が、センター試験が終わった帰り道に電話ができる人であること。


先ほど、静岡の教え子と電話をしました。
数学がとても難しかったらしく、電話をかけた時、泣きながら帰っていると言っていました。


僕が電話をかけた時、少し鼻をすする音が聞こえました。

「大丈夫大丈夫大丈夫だよ。大丈夫大丈夫。大丈夫だから。あんなに基礎を確認したじゃない。大丈夫。」と言い続けました。

「今日は東京はとても良い天気だけれど、静岡の方はどうだい?」とかそういう話もし、心が落ち着いてきたところで、彼女から「やった!もう勉強やんなくていいんだ!よっしゃ!2次試験がんばろ!」と言ってきました。

彼女は美術関連の大学を志望としており、「受験勉強」はこれで終わりです。

「朴先生なんか、一生やるんだぜ〜。また「〜がS、〜がVで、んでここが形容詞句・・・」なんてことをずっとやるのよ?羨ましいぜ!」と言ったら、
「それは先生が選んだ道でしょ〜笑」と、笑っていました。

「お腹が空いたでしょう?お家に帰ってご飯を食べてゆっくりするといいよ」と伝えたところ、
「明日は画塾があるし、画塾の課題もやらないといけないのでそっちを頑張ります!」と言っていました。

20分くらいの電話でしたが、もういつの間にか前を向いていました。



家庭教師として働いてきました。
一人ひとりを大切にし、大口を叩くよりも、電話をかけ、早朝に起き、朝5時からの授業を行ってきました。

そんな風にして今日まで過ごしてきた中で、「他人がいると、人は限界をすぐに超えられる」ということを、何度も何度も感じました。

朝5時に起きることが難しかった生徒も、僕が本当に朝5時から起きて授業をするので、朝5時に起きるようになるのです。

いつまでも参考書をやって過去問を解くのを恐がっていた生徒も、僕と共になら、過去問を解いてみることができるのです。

そして、受験勉強に対する不安に押しつぶされそうな夜でも、2時間を超える電話でひたすら話を聴くことで、いつの間にか、その生徒は自分のやるべきことを直視できるようになっているのです。



他人がいることで、自分にとことん付き合ってくれる人がいることで、「あの人がいるから頑張ろう」という気に、人間はなれるものなのです。

また、他人がいることで、自分の話をとことん聞いてくれる人がいることで、自分の気持ちをきちんと整理することができるのです。




センター試験が終わった帰り道に電話をしたくなるような人に、僕はなりたかったし、そういうのを仕事にしたかったから今の家庭教師を始めました。


普通の塾は、こんなことはあり得ません。
生徒と先生の関係は、授業の中でしか完結しません。

でも僕は違います。
僕は寄り添いたいのです。
普通に生徒が僕に電話をかけてきて、僕もまた普通に色々な話をします。
それだけで、救われる日があることを僕は知っています。

「いつでも電話してね。必ずすぐに返すからね。」
全ての生徒たちにそう言ってます。


受験勉強というものは、それ自体は、大学生になればすぐに忘れてしまうことだと思いますが、彼ら彼女たちは、この受験生の間に僕から学んだことや自分で気がついたことを、一生忘れないと思います。






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